R Parfums について
時は、 指紋を残していく。
肌の上で、香りは層ごとにひらいていく。ボトルの上では、真鍮のプレートがずっとゆっくりと色を変える。暮らす部屋の光と湿り気に応じて。ふたつの時計が、持ち主と同じ時を刻む。
ふたつの時計・ひとつの時点を選ぶ
ひとつ目の時計・肌の上・Pluviophile
青葉(Green Leaves)、雨(Rain)、ルバーブ(Rhubarb)
雨が肌に落ちたばかり。
強い雨
ふたつ目の時計・真鍮の上・パティナのボトル
人の手を離れたばかり
II のプレートが変わりはじめたところ。お手もとの真鍮は、この図のものも含め、ほかのどれとも同じにはならない。
I は真鍮の色のまま。III はすっかりパティナに覆われている。変わりつづけるのは II の一枚だ。
目次・六つの章と、七つ目の章
ひとつの香りに、ひとつの章。
“Each scent, a chapter.”
どの章も、ある場所、ある時刻からはじまる。記憶のなかのこともあれば、本の一頁のこともある。続きを書くのは、まとう人だ。
- IEau de Hajimeはじめて心が動いた日のように。ナルシスとオークモス。洋梨は処方のわずか0.1%ほど。はじまり朝早く、斜めに差す光

- IIPluviophile雨を愛するひとへの小品。雨上がりの土の匂い、ジオスミンは処方の0.01%に満たない。はじまり金曜の午後、新宿

- IIINostalgic March追憶の三月。ザボンの花で香りをつけたサトウキビ、Tràng An の午後のお茶。はじまり三月、ハノイ

- IV221B恐れを知らない夢想家。クリーンなレザー、ローズ、タバコ、バーチタールの霞。はじまり霧の夜、ベーカー街

- VShadow Éclatまばゆい闇。スエード、イモーテル、ブラックペッパー。はじまりスーパームーンの夜

- VIBéton Chaud自由だった夏の記憶。コンクリートの土管、凧、クミンとシナモン。はじまり灼けつく夏の日、空き地

- VIILotus Nocturne七つ目の章。香りは開発中。状況開発中


R Parfums について
目に見えない、自分だけの署名
R Parfums は、ベトナムからのまなざしで香りを語る。題材は、実際にあった光景だ。コンクリートの土管のなかで過ごした灼けつく夏の日、三月のハノイで飲む一杯のお茶、東京の雨の午後。その断片が香りになり、やがてまとう人のものになる。
調香師 Rei Nguyen は東京で香水のデザインを学び、サイゴンで香りをつくる。最初の店舗は2022年7月、34 Nguyễn Duy Hiệu にひらいた。いまは三つの店舗すべてに肌で試せる六つの香りがそろい、毎日営業している。
Nguyễn Duy Hiệu
Thảo Điền — Phường An Khánh
R Space ビル
毎日営業・8:00〜18:00
Nguyễn Huệ
The Café Apartment・NOTE – The Scent Lab 店内
毎日営業・9:00〜22:00
Lý Tự Trọng
Saigon Scent Lab 店内
毎日営業・9:00〜22:00
配送は現在、ベトナム国内のみです。海外からお越しの方は、三つの店舗のいずれかでお受け取りいただけます。お電話 +84 89 649 0038 · info@r-parfums.com
三つの店舗への道順を見るアーカイブ・2022 → 2026
これまでの歩みを、ここに
四年間に、サイゴンとハノイで四つの香りの展覧会。そしてフーコック、上海へ。
- 19 – 31/7/2024Pluviophile最初の香りの展覧会。雨をめぐる七つの物語を、ベトナム語と英語で。34 Nguyễn Duy Hiệu にて。
- 9 – 10/8/2024Olfactory Omakase一皿ごとに香りを合わせて。Regent Phú Quốc のレストラン Oku とともに。
- 12/2024Letters from 221B Baker Street: Scents of Shadow光は 221B。闇は Shadow Éclat。この展覧会で生まれた香り。
- 14 – 20/2/2025Light and Shadowハノイで初めての展覧会。221B と Shadow Éclat を並べて。
- 4/2026Notes Shanghai上海での国際見本市。
- 16/7 – 9/8/2026Pluviophile – Chapter 2雨が 34 Nguyễn Duy Hiệu に戻ってくる。展覧会の音楽は Pluviophile Suite になった。
肌の上に、真鍮の上に、火をくぐった陶器の色に。時は、指紋を残していく。