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第一章 — シプレ・フローラルのオードパルファム

Eau de Hajime

はじめて心が動いた日のように

Như lần đầu tiên thương mến

Eau de Hajime は、R Parfums の調香師 Rei Nguyen がはじめてつくった香り。シプレ・フローラルのオードパルファムだ。プチグレン、洋梨、ベルガモットから、ローズ、ジャスミン・サンバック、水仙へ。ベースにパチュリ、ラブダナム樹脂、オークモス、アンバー。

レモンイエローを背にした光る台座の上に、パティナのボトルの Eau de Hajime。光のリボンがそのまわりを巡る
黄色い光のなかの Eau de Hajime。2022年撮影。

第一章・物語

はじめての日

ひとつがもうひとつにもたれた、ふたつの洋梨。茎に乾いた葉が一枚残っている
Hajime のトップにある洋梨。

写真には残らなくても、ずっと胸にしまっておく瞬間がある。

ふたりの目が合い、どちらもためらう。木漏れ日が、ワンピースの裾に落ちる。はじめて足を踏み入れた場所で、ここにいたいと思う。

Hajime に、決まった情景は書き込まれていない。その絵は、まとう人が描く。

京都の記憶

「ときどき目を閉じると、京都の提灯のちいさな光の粒を、いまも思い出します。通りを流れていく長い光の帯が風に揺れて、すれ違う着物から、おしろいのような香りがふっと漂っていました。」

“Thi thoảng, khi nhắm mắt lại, tôi vẫn nhớ những đốm sáng lấp lánh từ những chiếc đèn lồng ở Kyoto. Những dải sáng trôi dài trên phố, chênh chao trong gió, vương vấn mùi hương phấn từ một chiếc kimono nhẹ nhàng lướt qua.”

Rei Nguyen、2023年の言葉より(当方訳)

丸ごとの洋梨と半分に切った洋梨、黄色い芯の小さな白い花に囲まれて、石板の上に置かれた金色のキャップのパティナのボトル。背後のクリーム色の壁に葉の影が落ちる
石の上の洋梨と水仙。2022年撮影。
2022年の映像より:淡い色の壁を背に、パティナのボトルの Eau de Hajime を持つふたつの手
映像(2022年):石の上に置かれたパティナのボトルの Eau de Hajime と、洋梨、白い花、手。音楽つきの映像を、ここでは無音でループ再生します。映像(2022年):石の上に置かれたパティナのボトルの Eau de Hajime と、洋梨、白い花、手。音楽つきの映像を、ここでは無音でループ再生します。
2022年撮影・音楽つき、このページでは消音 音とともに見る(香りのフィルムより)

香りの構成

香りの骨組み

シプレは、香水の古い骨組みだ。トップにベルガモット、その下にオークモスとラブダナム。シプレ・フローラルは、その枠のなかに花を置く。Hajime は骨組みを残したまま軽くした。香りは澄んで明るく届き、最後をアンバーが結ぶ。処方が決まるまで、数年をかけてバランスを練り直した。

肌の上では、目立とうとしない。爽やかにひらき、花へと移り、温かく落ち着く。

パティナのボトルも陶器のボトルも、中身は同じ香り。

トップノート
プチグレン(Petitgrain)、洋梨(Pear)、ベルガモット(Bergamot) 香りのはじまり。最初の数分は澄んで明るく、斜めに差す光のなかの微笑みのよう。プチグレンは、ビターオレンジの葉と青い小枝から採る。洋梨は、出はじめの果実がもつ青い甘さ。ベルガモットは、ささやかな酸味の明るさを添える。
ミドルノート
ローズ(Rose)、ジャスミン・サンバック(Sambac Jasmine)、水仙(Narcissus) トップが去ったあと、香りを支えるのがミドル。声高ではなく、静かな花々。水仙は水蒸気では香りを手放さない。そこで溶剤に浸し、コンクリートと呼ばれる香りの蝋をつくって、もう一度洗い、アブソリュートにする。その香りが、ローズとジャスミンに黄色い温もりを重ねる。薄布越しの陽光のように。
ベースノート
パチュリ(Patchouli)、ラブダナム樹脂(Labdanum Resin)、オークモス(Oakmoss)、アンバー(Amber) ベースはシプレの土台であり、果実と花を肌につなぎとめる。ラブダナムは、ロックローズの低木から採れる粘りのある樹脂。オークモスはオークの樹皮に育つ地衣類で、ひんやりとした陰をつくる。パチュリは乾かした葉を蒸留したもので、土のような重みを加える。
ドライダウン
最後に残るのはアンバー。肌の上で、温かく、やわらかく。
キーノート
洋梨 約0.1% 処方に占める割合 わずかな量だが、Hajime の若く青い表情の多くはこれに支えられている。出会うのは最初の数分、トップで。
調香師のメモ

「Hajime」は日本語で「はじめて」という意味です。私がはじめてつくった香りで、香りにとどめたひとつのはじまりでした。そこには、やさしさと澄んだ気持ち、好奇心、そして何より静かな喜びがありました。ようやく自分の居場所を見つけた、という喜びです。

調香師 Rei Nguyen

次に試す香り

Hajime がお好きなら

洋梨とプチグレンの、青いトップがお好きなら
Pluviophile は、青葉、雨、ルバーブではじまる。
心に残るのが白い花なら
Nostalgic March は、トップにザボンの花、ミドルにマグノリアとスズラン。
ほの暗さに重なるローズがお好きなら
221B は、ローズとオスマンサスをレザーとバーチタールに重ねる。

ジャーナルとアーカイブから

あわせて読む

メディア掲載: Robb Report Vietnam(2025年) は、Hajime を “Tươi sáng và có chút ngây thơ”と評した(「明るく、少しあどけない」の意。ベトナム語からの当方訳)。

アーカイブより: Open House & Showcasing(2022年7月)。最初のショールームが、五つの香りとともにひらいた。Eau de Hajime もそのひとつ。

ひとつの香り、ふたつのボトル

真鍮か、土か

中の香りも、50 ml の容量も同じ。片方にはパティナをまとった真鍮のプレートを留め、もう片方は焼成した土のキャップで閉じる。釉の色合いは、キャップごとに異なる。

暗い背景に、パティナのボトルの Eau de Hajime。ガラスには、青緑のパティナをまとった真鍮が三枚留められている

真鍮のパティナ・50 ml

三枚の真鍮を、手で留める

Hajime がまとうのは青緑のパティナ。Pluviophile、Nostalgic March と同じ色だ。同じ仕上がりのプレートは、ふたつとない。

I 真鍮
II 変化の途中
III パティナ

着想はフエの古い遺物から。パティナのボトルは、12か月の研究開発を経て生まれた。真鍮は一枚ずつ腐食させ、やすりをかけ、ガラスに留める。 プレートができるまで →

映像:シリーズ #1『パティナのボトル』
4.536.000 ₫US$180 税込(VAT 8%)
パティナを選ぶ
Eau de Hajime のコラージュ:スペックル釉のキャップをつけた陶器のボトル、青空の帯、アンバーの塊

陶器・50 ml

窯で焼いた、土のキャップ

焼成した小さな陶器の球が、Chu Đậu(チューダウ)焼を思わせる釉をまとってボトルを閉じます。釉は窯が、タッセルは人の手が決め、陶器のボトルはどれも仕上がったままの姿でお届けします。

泥漿を白い型に流し込み、球の口をひとつずつ切って、桃色の釉をかけます。窯の火が色を引き出し、その色は光によって、また窯ごとに移ろいます。 キャップができるまで →

タッセルと、R の刻印入りの陶器のチャーム。

映像:『陶器と火』・1分29秒・無音
3.855.600 ₫US$155ただいま品切れ中・11月下旬に再入荷予定 税込(VAT 8%)
陶器を選ぶ

並べて見る

パティナと陶器を比べる

Eau de Hajime:Patina 50 ml と陶器 50 ml の比較
項目Patina・50 ml陶器・50 ml
香りEau de Hajime(オードパルファム)同じ香り
容量50 ml / 1.7 fl. oz.50 ml / 1.7 fl. oz.
ボトルガラスに真鍮のパティナ:腐食させ、やすりをかけ、ガラスに留めた三枚の真鍮ガラスに、型で成形し1000°C で焼成した土の球のキャップ
変わるものI は真鍮の色のまま、II は変化の途中、III はすっかりパティナに覆われている。紫外線を防ぐコーティングが変化をゆるやかにするが、止めはしない釉の色は窯ごとに少しずつ異なり、光によっても変わる
細部Verde Patina(Pluviophile、Nostalgic March と共通)・紫外線を防ぐコーティングR の刻印入りの陶器のチャーム
映像シリーズ #1『パティナのボトル』『陶器と火』
価格(税込・VAT 8%)4.536.000 ₫US$1803.855.600 ₫US$155ただいま品切れ中・11月下旬に再入荷予定
さらに見るHajime(パティナ)
パティナのボトル(全六種)
Hajime(陶器)
陶器のボトル(全六種)

同じ香りに、ふたつのボトル。パティナか陶器か — それぞれのつくり方を見る.

製品情報

概要

香り
Eau de Hajime(第一章)
名前の由来
Hajime:日本語で「はじめて」
香調
Chypre Floral
濃度
Eau de Parfum
調香師
Rei Nguyen がはじめてつくった香り
ボトル
真鍮のパティナ または 陶器・50 ml(1.7 fl. oz.)
パティナ
真鍮に Verde Patina、一点もの
陶器
陶器のキャップ・釉は窯が、タッセルは人の手が決める
ミニサイズ
12 ml・2 ml サンプル・Discovery Set
香りの構成
トップノート:プチグレン(Petitgrain)、洋梨(Pear)、ベルガモット(Bergamot)/ミドルノート:ローズ(Rose)、ジャスミン・サンバック(Sambac Jasmine)、水仙(Narcissus)/ベースノート:パチュリ(Patchouli)、ラブダナム樹脂(Labdanum Resin)、オークモス(Oakmoss)、アンバー(Amber)
キーノート
洋梨(Pear)、処方の約0.1%
価格(税込・VAT 8%)
Patina 50 ml 4.536.000 ₫US$180陶器 50 ml 3.855.600 ₫US$15512 ml 1.177.200 ₫US$452 ml 210.600 ₫US$8Discovery Set 918.000 ₫US$35
試せる場所
ホーチミン市内の 三つの店舗 (毎日営業)。どの店舗にも、肌で試せる六つの香りがすべてそろっています
配送
ベトナム国内のみ
お支払い
VietQR による銀行振込(VND)またはクレジットカード(USD)
メゾン
R Parfums(ホーチミン市)・販売:NOTE CO., LTD
製造国
ベトナム

お選びになる前に

Hajime についてのご質問

そのほかのご質問: +84 89 649 0038 · info@r-parfums.com

Eau de Hajime はどんな香りですか?

R Parfums の Eau de Hajime は、苔の上に洋梨と花を重ねた香りです。トップはプチグレン、洋梨、ベルガモット。ミドルはローズ、ジャスミン・サンバック、水仙。ベースはパチュリ、ラブダナム樹脂、オークモス、アンバー。古典的なシプレの骨組みを、より軽く明るく仕立てたシプレ・フローラルです。

なぜ Hajime という名前なのですか?

Hajime は日本語で「はじめて」という意味です。調香師 Rei Nguyen がはじめてつくった香りで、メゾンの第一章にあたります。

シプレ・フローラルとは何ですか?

シプレは香水の古い骨組みで、トップにベルガモット、その下にオークモスとラブダナムを置きます。シプレ・フローラルは、その枠のなかに花を据えたもの。Hajime ではローズ、ジャスミン・サンバック、水仙を澄んだ明るさのまま保ち、最後をアンバーで結びます。

50 ml のボトルを買う前に、香りを試せますか?

はい。ホーチミン市内の 三つの店舗 (毎日営業)の店頭でお試しいただけます。ご自宅では 2 ml サンプルで香りをお確かめいただけます(詳しくは ミニサイズ).

ベトナム国外へ配送できますか?

配送はベトナム国内のみです。 台湾については取扱店のページをご覧ください.

店頭で香りを試す

三つの店舗、ひとつの街

Hajime は、まず紙で、それから肌の上でお試しのうえ、お選びください。どの店舗にも、肌で試せる六つの香りがすべてそろっています。

店舗 I

Nguyễn Duy Hiệu

R Space, 34 Nguyễn Duy Hiệu, Thảo Điền — Phường An Khánh, TP. Hồ Chí Minh

毎日営業・8:00〜18:00

店舗 II

Nguyễn Huệ

42 Nguyễn Huệ, Phường Sài Gòn, TP. Hồ Chí Minh(The Café Apartment・2階)
NOTE – The Scent Lab 店内

毎日営業・9:00〜22:00

店舗 III

Lý Tự Trọng

26 Lý Tự Trọng, Phường Sài Gòn, TP. Hồ Chí Minh(3階)
Saigon Scent Lab 店内

毎日営業・9:00〜22:00

店舗を訪ねる

Hajime がとどめるのは、景色ではない。気持ちだ。