
Brown Blue Patina
221B と Shadow Éclat — Patina 50 ml
どちらの香りも、褐色を帯びた青のパティナをまとう。古い記憶にかかる薄い煙のように。ボトルには、手で腐食させ、やすりをかけた三枚の真鍮を留める。留める時点で、一枚は真鍮の色のまま、一枚はすっかりパティナに覆われ、残る一枚はその途中にある。一本一本が一点ものの作品で、持ち主はただひとり。
第四章・第五章
一方は光、もう一方は闇。互いに、自らに欠けたものを相手のなかに見いだす。
「二元」は、Rei Nguyen がふたつの香りで語る物語。221B は光、シャーロック・ホームズから。Shadow Éclat は闇、ジェームズ・モリアーティから。Shadow Éclat が初めて披露されたのは、展覧会『Letters from 221B Baker Street』(34 Nguyễn Duy Hiệu、ホーチミン市、2024年12月)。2025年2月には、ふたつの香りが『Light and Shadow』とともにハノイへ渡った。
香りの構成すべて、キーノート、ふたつのボトルは、各香りのページで: 221B ・ Shadow Éclat →
4.131.000 ₫US$165ただいま品切れ中・11月下旬に再入荷予定〜 ・税込(VAT 8%)
第四章・Woody Leather
The Reckless Dreamer
恐れを知らない夢想家
あまり語られることのないシャーロック・ホームズ。ロマンティックで、情熱に満ちた一面。レザーは清潔で端正な輪郭を保ち、ローズの蜜のような甘さと溶けあう。タバコがオスマンサスに重なり、感情に厚みを与える。熱く、遠く、向こう見ずで、夢見がち。
愛を抱く頭脳と、理性を抱く心のために。
ダマセノンは、ローズの香りをかたちづくる成分のひとつ。221B の全体に広がり、ローズの表情のなかに、かすかなタバコを残す。レザーと釣り合いをとって、香り全体を丸く、穏やかにまとめる。ここでのバーチタール(白樺のタール)は、煙たくも暗くもない。レザーとバルサムの上に、ほのかな靄を残すだけだ。
フィルムのページで 221B の映像を見る第五章・Modern Leather
Radiant Darkness
まばゆい闇
「犯罪界のナポレオン」と呼ばれたジェームズ・モリアーティ。不完全で、誇り高い人物。Shadow Éclat は 221B と同じ物語から生まれ、コインの裏側を選んだ。
夜霧のロンドンの街に立つことを選ぶ人へ。
スエードレザーは柔らかく抑えられ、闇に沈む端正な深い色のよう。そのまわりに、ゼラニウムの穏やかなハーブの土台。オスマンサスとイモーテルが、蜜と煙を添える。
調香師の言葉
「221B は、シャーロックがまとうだろうと私が考える香りではありません。香りのことばで、私がこの人を理解したかたちです。冷静な頭脳。温かな心。原則と例外。秩序と混沌。頑なで、しなやか。無関心で、情熱的。そして何より、シャーロックは人を愛する人でした。弱い立場の人のために生涯をかけて正義を探し、公平を取り戻そうとしたように。」
「月が太陽にめぐり会う場所。『陰』と『陽』が見つめあう場所。昼がそのまま夜であるほどに、澄みきっている。あらゆるものが自分にふさわしい役を選び、ふさわしい場所に置かれることを許される場所。モリアーティが、ロンドンの夜の霧と塵のなかに立つことを選んだように。私はこれを、闇のまばゆさと呼んでいます。」
短編小説・Rei Nguyen、2024年12月
「私は調香台のそばに立っていた。53番目の試作。もう先へ進めなかった。まとまってはいるけれど、安全すぎる香り。均衡はとれている。でも、とれすぎている。」
スーパームーンの夜、街から遠く離れた屋根裏部屋。足先の白い黒猫が調香台に跳び乗り、Rei がその週に読んだもの、試したものをよどみなく言い当てると、自分はジェームズ・モリアーティ教授だと名乗った。ほどなく、白い猫がマグノリアの梢をつたって部屋に入ってくる。シャーロック・ホームズだ。Rei はこの物語を、展覧会 『Letters from 221B Baker Street』 (2024年12月)のために書き、2025年2月にはハノイの Light and Shadow へも携えていった。Shadow Éclat が初めて披露されたのも、この展覧会だ。
8
ふたつのボトル・50 ml
どちらの香りにも 50 ml のボトルがふたつあり、中身は同じ香り。光にも闇にも、とどめ方がふたつある。
ボトル選びと香りの構成すべては、各香りのページで: 221B ・ Shadow Éclat →

Brown Blue Patina
どちらの香りも、褐色を帯びた青のパティナをまとう。古い記憶にかかる薄い煙のように。ボトルには、手で腐食させ、やすりをかけた三枚の真鍮を留める。留める時点で、一枚は真鍮の色のまま、一枚はすっかりパティナに覆われ、残る一枚はその途中にある。一本一本が一点ものの作品で、持ち主はただひとり。

陶器・土、釉、火
1000°C で焼いた丸い陶器のキャップに、Chu Đậu(チューダウ)焼を思わせる釉。色は光によって、また窯ごとに変わります。釉の表情は窯が、タッセルは人の手が決めるため、一本ごとに表情が異なります。R の刻印入りの陶器のチャームを添えて。ボトルが空になっても、キャップとチャームは手もとに残ります。
ミニサイズ
価格は税込(VAT 8%)です。ふたつの香りは ホーチミン市内の三つの店舗でお試しいただけます(毎日営業): 34 Nguyễn Duy Hiệu, 42 Nguyễn Huệ 、 26 Lý Tự Trọng。配送はベトナム国内のみです。お支払いは VietQR による銀行振込(VND)またはクレジットカード(USD)。VietQR ではご注文から60分間、ご入金までお取り置きします。クレジットカードでは、お支払い前に米ドルの金額が表示されます。
221B は光の側で、シャーロック・ホームズから生まれました。清潔なレザーに、ローズ、タバコ、オスマンサス(Woody Leather)。Shadow Éclat は闇の側で、ジェームズ・モリアーティから生まれました。ゼラニウムの上にスエードレザー、そこにオスマンサスとイモーテル(Modern Leather)。どちらの香りも、自らに欠けたものを相手のなかに見いだします。
Shadow Éclat が初めて披露されたのは2024年12月。ホーチミン市で開かれた展覧会『Letters from 221B Baker Street』(2024年12月6日〜15日)の、八番目の物語としてでした。2025年2月には、展覧会『Light and Shadow』とともに、ふたつの香りがハノイへ渡っています。
光は、自らの影を連れている。闇は、ひとつの光を隠している。